空気時計を見詰めながら

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help リーダーに追加 RSS 安寧の日記(9/28)空気時計

<<   作成日時 : 2008/09/28 21:52   >>

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小学校の運動会
PTA参加競技
久しぶりに転ぶ

肉体的に転ぶなんて
本当に久しぶり
新鮮な感覚

高校に入学して体育の授業で
剣道か柔道かを選択する時
父のひとことで選択は決定

「お前は よく転ぶから柔道にしなさい。」
剣道も柔道もできる父の先見
人は転びながら歩くこと走ることを覚える

そんな原点すら忘れかけている
そんな自分に転んで気付く
そんな自分を転んで築く

入社して25年 四半世紀が過ぎた
東京タワーと同じ齢を刻みながら
小山ほどの高みに至れぬまま

卒業して入社するまでの一年余
これから社会に出て何が必要かを模索し
なんとなく取り組んだパソコン

百貨店のパソコン売り場で
作成したマスターマインドの
思考プログラム(Basic)

一編の詩を書くことに比べれば
他愛も無く自己の思考を表記できた
言語には変わりないのだから

詩を書くという極めてアナログ思考と
パソコンを介し周辺機器を動かす
デジタル思考は表裏一体だった

表裏一体なのだけど
アナログ感覚とデジタル感覚の
アウフヘーベンは容易ではなかった

社会人 会社人となり
一週間もしないうちに
パソコンを購入(昭和58年)

デジタル感覚を磨く一歩で
ボクの詩は年々作品数が減り
やがて沈黙が訪れた

二十年以上に渡る詩的沈黙
十四歳から書き始めて
699編で途絶えた詩作

二十一世紀となり三年目
それは唐突に復活した
空気だけが時を刻んだ時期を越えて

砂時計が時を刻む
落ち行く砂が時を刻む
刻み終えれば沈黙する

神の見えざる手が
砂時計を反転する
また時を刻み始める

時を刻む砂は同一なのに
硝子の閉鎖空間の中
時を刻む砂は同一なのに

違う時が流れ始める
落ち行く砂が時を刻む
落ち行く砂が時を刻む

ある日ボクは気付く
今まで見えなかったものに
硝子の閉鎖空間の内なるものに

落ち行く砂と同量の空気に
砂の狭間を潜り抜けて
上り行く空気に

見えないからと言って
見落としてはならない何かに
ボクは気付き ボクは名乗り始める

小学校の運動会
PTA参加競技
久しぶりに転ぶ

肉体的に転ぶなんて
本当に久しぶり
新鮮な感覚

空気時計を見詰めながら
空気時計と名乗りながら
ボクは原点たちを回帰する

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。
お久しぶりです。
いつも、ブログは拝見しています。
空気時計の姿が見えるようです。
びよんど
2008/09/29 10:26
びよんどさま
空気時計は蜘蛛の足みたいな歩道橋のある道路を南下した店舗が眼に浮かびます・・・
空気時計
2008/09/29 16:21
 砂時計の絵柄がなんともいい感じです。
温かくて、素朴で、自然な・・・。
MITIKO
2008/09/29 22:31
MITIKOさま
砂時計=空気時計
砂が時を刻むと同時に
空気が時を刻む
この砂時計のGIFは借り物です。
自分で描けたらいいのですが。
空気時計
2008/09/29 22:52

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