「MUZYUN」について

MUZYUN」について

「矛盾」というテーマをいただいて、最初に目論んだのが矛盾する言葉の組み合わせを鏤(ちりば)めた詩でした。

鏤める矛盾する言葉の組み合わせの候補を、素材として羅列してみると・・・

満腹であり続けることの空腹感

虚無で満たされた空間

混沌の中の秩序
秩序の中の混沌

作用なき反作用

空に落ちる

手足の無い尻尾の生えた蛙

私の中の他人

鏤められた全体

死にながら生きる者
生きながら死ぬ者

無色のインク

群集の中の孤独

対面なき邂逅

爆笑するほどの悲しみ

他人行儀な本人

私を満たす虚無

存在なき存続

虚無の境界

祈りの中の諦め


これらを鏤めて詩にしようと目論んだわけです。

しかし、都合主義者である私には、どの言葉の組み合わせも、矛盾しなかったので、目論みは失敗に終わったわけです。



矛盾の語源からも、他愛も無いことを考えました。それは・・・

「世界最速のパンチのボクサー」と「世界で2番目に速いパンチのボクサー」の試合でした。この二人は双子で、腕の長さも足の長さも、身体のサイズは全て同じだとします。二人のパンチの速さの差は紙一重。この条件下で勝負の勝敗を分けるものは何か?


画像



最速のパンチなのですから、先にパンチを当てることができます。しかし、殆ど同時に相手のパンチもヒットします。耐久力も同じだと考えると問題となるのは、次のパンチになります。その為には、繰り出したパンチを引かねばなりません。

つまり、勝負の勝敗を分けるのは、パンチを繰り出す速さではなくて、パンチを引く速さとなるわけです。

・・・などと具にも着かないことを考えたりして。

人生、振り上げた拳を如何に下ろすかが大事ですよね。



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