恋暦(再録)

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二十数年 筆を折っていたボクが
また詩を再開した時
堰を切ったように あふれだした作品たち

その副産物とも言える作品「恋暦」
もう一度 同様の作品を作れと言われても
もう二度と作れそうにありませんね。


え~と 時代設定は平安時代
宮中に仕える男性が
恋しく思う女性に送った恋文です

当時 朝廷は権力闘争が激しく
この恋文を書いた男性は
政敵に陥れられ地位を失いかけています


仲一月・・・仲 睦月・・・仲 睦き

想い二月・・・想い如月
如月は着更着とも書く
如月は、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」

三月の逢瀬に・・・弥生の逢瀬に・・・夜宵の逢瀬に

胸四月・・・胸 卯月・・・胸 疼(うず)き

あなたと仲睦まじくなってからは

衣服を重ね着するように

恋するおもいがつのるばかりなので

宵闇にまぎれての逢引きを思い出すたびに

胸が疼いてしまうのです




愛し五月まじ・・・愛し皐月まじ・・・愛しさ尽きまじ

六月まじ・・・水無月まじ・・・御名尽きまじ

七月まじ・・・文月まじ・・・文尽きまじ

溜息八月・・・溜息葉月・・・溜息はつき


あなたに対する このおもいは尽きることなく

あなたのお名前も 私の中から消えることはなく

こうやってお送りする文(ふみ)も尽きることはありません

あまりのおもいに 溜息をつくばかりです



(朝廷 ちちに乱れ)
権力闘争で朝廷は乱れてしまい

九月・・・長月・・・名が尽き

十月・・・神無月・・・上な尽き

十一月・・・霜月・・・詞も尽き

十二月除夜の鐘?・・・師走ゴーン
(She has gone?)


私が政敵に陥れられ

名声も尽き果て

上(天皇)からも見放され

お言葉もかけてもらえなくなったら

あなたは 私のもとを去ってしまいますか?





さて この恋文を送られた女性は
男に対して 文(手紙)を返します

古式ゆかしく 歌には歌で返歌を送ります


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わたくしに このように素敵な

恋文(恋暦)を 送ってくださる

あなた様ですもの

とつくに(中国)では

鯉(恋)が滝を登り

龍になるという逸話がございます



きっと あなた様が

いかに 陥れられることがあっても

すぐに 名声を取り戻されるでしょう



わたくしの気持ちは

とっくに結う(とっくに決まっております)



鯉が龍になるように

この恋を成就させましょう 






ここまで 長々とお読みいただき
まことに ありがとうごさいます

このほかにも
「恋暦」シリーズがありますが
それは「纏集」から
閲覧ください

・・・十二月 除夜の鐘・・・
・・・納得できないって・・・





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