「SIN」について

SIN」について

お酒に酔って詩を書くと
どうしても愚痴になりますね

ひとつの幻想があって
ボクには妹がいて
その妹は幼くして死んでしまって
思い出だけが残っている

ボクには妹なんていないのだけど
母はその妹の髪を生まれてから
一度も切らない 彼女が刻める歴史
母は娘がそう長くは生きられないと
知っていたからそうしたんだ

幻想は幻想のままに続き
小学生の頃
「お前 妹がいるだろう。
 この前 一緒に歩いていたの見たよ。」
などと言われたりもしたのだ

日本の古い言葉に「わぎも」というのがある
漢字で書くと「吾妹」
(姉妹・恋人・妻など)
自分の親しい女性をさして呼ぶ言葉
「わがいも」がつづまった言葉である

いわば それは夢 夢はいまだ覚めぬ現(うつつ)
辿れば それは現 現はすでに冷めた夢

いわば それは夢 過ぎてしまえばそれまでの現
辿れば それは現 過ぎてしまうまでの空しき夢

白きものよ お前の祈りとは裏腹に
白きものよ 僕もまた桜花の如くに
散らぬ術なき花なのだ

野辺に咲く一輪の花を
手折るも 遠くで見守るも
それは花をめでること
それに変わりはないはずなのに

散ったしまった花ばかりが
僕にはいとしいのだ
去ることもなく 来ることもなく
そうして一生を終える花が


詩集「空気時計を見詰めながら」-3より



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