アーカイブ2004年―2

画像

「パンドラ月間}(5/2~6/2)なので
アーカイブ2004年を回顧中

「パンドラ月間」の説明については→ココをクリックしてくださいませ。

2004年は童話が3編
空気時計は童話が書けるほど
素直で実直な性格ではないので
基本的には童話はかけないのですが

ハーモニカの星
大地ボク 星になったよ

Biglobeのブログ内では消えてしまった?
「大地」のみ再掲載



昔々の話です・・・
雲が太陽に恋をしました
毎日 見ている太陽なのに恋をしました
雲も もう年頃だったのです

でも これは許されない恋
なぜって? 太陽は雲の父親
太陽が海にプロポーズして
そうして雲は生まれたのですから

でも 雲は太陽が恋しくて恋しくて
たまらず 泣くことすらありました
時には 声をあげて鳴きました
それは 雨や雷になりました

やがて 大地には人間たちがあらわれました
彼らも やっぱり太陽に恋をしました
雲は それにやきもちをやきました

だから 太陽の前に たちはだかって
人間たちに太陽を見せません
太陽が ほほえまない大地では
草木が枯れ 虫も鳥も弱っていました

それを見かねた太陽は 雲をしかりつけました
雲は 来る日も来る日も 泣き続けました

それで 地上は水びたし
たまりかねた太陽は雲に言いました
「娘よ もう泣くのは おやめ
 地上を見てごらん 私のほほえみは
 地上の片側しか 届かないのだよ
 
 それでも 人間は じっと私を待っているじゃないか
 それに比べて お前は何だ!!
 お前も 人間たちのように 私をじっと待っていなさい。」

太陽は そう言うと
「風よ 私の娘を運び去れ。」と命令しました
雲は 風に吹かれて 太陽の前を はなれました

それから 雲は 地球のまわりをまわりました 何度も何度も
でも本当は 時々 さびしくて泣きました
それは 雨となって 大地をうるおしました
人間たちは 大地をたがやしました

ある日 雲は 砂ばくに 一人の人間を見つけました
その人間は 雲に向かって こう言いました
「雲よ あなたは
 父が私をしかる時に 私をかばってくれる母のように
 太陽にてらされ かわききった大地を 雨でうるおしてくれる
 雲よ 私は あなたに感謝します。」

雲は 今までの自分が はずかしくなりました
太陽を ひとりじめにしようとした自分が
雲は 人間が とても好きになりました
そして 自分が何をすべきかを知りました

次の日 雲は 太陽の見えない 夜の国にいました
雲は 母親の海に言いました
「おかあさん 私はもう お父様が見えなくても がまんできます。
 でも 人間たちは 夜さびしがっています。」

母親の海は 静かに答えました
「私たちは あなたの その言葉を 待っていたのですよ
やっと 言ってくれましたね。
さあ これをあなたと人間たちのために プレゼントしましょう。」

そう言うと 海は 丸い球をさしだしました
それは 太陽ほどではないけれど ほのかに輝いていました

「これは お父様からの プレゼントです。月とお呼びなさい。
 それから これは私からのプレゼントです。」

そう言うと 海は さっきより小さいけれど
たくさんの光るものを 月のまわりに ちりばめました

「こうしておけば お前が どこを通っても 人間たちに
 お父様の ほほえみを わけてあげられるでしょう。」

・・・こうして空には 月と星々が うまれたのです
   今でも 雲は 太陽と海に見守られて
   大地を 雨でうるおしているのです






恋暦シリーズもほとんどこの年に制作


復習をされる方は→ココ


画像










MIXA IMAGE LIBRARY Vol.90 空・雲・太陽
マイザ

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る
空気時計を見詰めながら - にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック