アーカイブ2004―3


恋暦シリーズ

事の発端はひとつのフレーズ


四月
君との出会いに
胸 疼き


そう宣言しなければ
わからないほどの駄洒落です

・・・どこが駄洒落かと言うと(林家三平?)
四月は旧暦では卯月(うづき=うずき=疼き)

ちなみに一月は睦月(仲睦まじい)

どうせなら一月から十二月まで
旧暦の呼び方でちりばめようと
制作を開始したのです

完成したのが・・・

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一見すると意味不明ですね
特に最後の「十二月 除夜の鐘?」は
苦し紛れとも言えます
「除夜の鐘?」と表記して「ゴーン?」と読みます
つまり「しわすゴーン?」

これでも意味不明
「She was gone?」
口語では末尾を上げると疑問形になるので
「彼女は去りますか?」のつもり

書き下し文にすると


睦き仲(むつき-なか)
おもひは衣更着(おもひは-きさらぎ)
夜宵の逢瀬に(やよい-のおうせに)
胸 疼き(むね-うづき)

愛しさ 尽きまじ(いとし-さつき-まじ)
御名 尽きまじ(みなつき-まじ)
文 尽きまじ(ふみつき-まじ) 
溜息は つき(ためいき-はづき)

名が 尽き  神な 尽き
詞も 尽き  She has gone?  


まだまだ これでも意味不明
現代語にすると



仲むつまじくなってからは

おもひが かさねぎするように つのり

よるの しのびあいを 思うと

むねが うずきます


あなたへの愛しさが 尽きるはずもなく

あなたのお名前も 私の胸で 尽きることもなく

互いに やりとりする 文も 尽きることが無い

ただ ただ おもひが つのり 溜息をつくばかりです


(朝廷の内紛で 政敵に陥れられて)


私の名声が 落ち

神からも 見放され

帝からの お言葉も かけられないようになったら

あなたは 私のもとを 去ってしまいますか?



なぜか平安時代の雰囲気?
(ラストは「She was gone?」なのに)

平安時代ついでに蛇足を付加
恋文に応えて返歌


(女 返す 歌)
恋暦 我に贈りし 君なれば

とつくににいう 龍にならんと



私に 恋(鯉)暦を 贈ってくださった 
あなたさまですもの
中国の故事にも あるように
鯉が滝を登り龍となるように
あなたさまの名誉も回復されると信じて
わたしは あなたさまのそばを 
はなれはしません


そんなこんなで「恋暦」は完成したのでした
その後 悪乗りついでに数編を制作
「恋暦シリーズ」となりました

続 恋暦
続々 恋暦七曜の恋暦

(クリックで移動)

お暇でもありましたら
よろしく


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