作品No.1416

だた 意識は虚無を否定する
だた 虚無は現実を露呈する


■虚界

君があの日
ボクが無口であることを教えてくれるまで
ボクはそのことに気付いていなかったんだ
なぜなら

なぜならボクは
一日中 饒舌だったから
ただ それが
内的宇宙だってこと

昼間は陽の当たる坂道
君を見送って夜道
ずっと君と喋り続けていた
君は答え続けてくれた

君の中のボクと ボクの中の君と
共有されたボク 共有された君と
境界なき 時空なき 虚界


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