安寧の日記(11/20)真実


『真実はひとつだと断言する』
とまた唐突に悪魔が囁く

「ひとつの事実に真実はひとつ。」
ボクは答える

『すべての事実に共通する真実こそが真実だよ』

「つまり万能解のことを言っているのかい?」

『まあ そんなところだ』

「そんなもの人間には見つけれれないだろうね。」

『私にも無理だよ』

「そんな真実が存在するとして
 それは不変なのかな?」

『不変であり、普遍だろうね』

「神のみぞ知るって やつだね。」

『神が存在するとお前は信じているのかい』

「悪魔が存在する以上はね。」

『神は存在するけれど不在なのだよ』

そう言い残して悪魔は忽然と消えた。

「普遍するものは不在にも等しいさ。」
ボクは また歩き始める

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック