安寧の日記(8/5)色

空気時計の詩には、あまり色が出てこない。
白・黒・蒼・紅・・・が多少。

それは、ブログの趣旨に沿ったものです。
「見えないからと言って見落としてはならない何か」

ある日、私は思ったのです。
例えばリンゴは「赤」。

なぜ、リンゴは赤いのか。
赤以外の色をリンゴが吸収したから。
赤を吸収せず反射するから。
吸収=許容 反射=拒絶 だとすれば
リンゴは自らは拒絶した色「赤」なのだと。

■蒼紅の日々


現実の赤は 赤になり得ず
食紅の偽装のように
成就すべきでない炎
叶えてはならぬ欲望

消火できぬなら昇華をと
連ねはじめた五百羅漢
どこぞの誰かの地雷踏み
異方の詰草との邂逅となる

夢想の緑は 緑になり得ず
蒼白の顔色のように
仮想現実の夜のしじまに
漕ぎ出すけれど

人の浅瀬に座礁すまいと人の深みに舵とるばかり
此処より船出しようとも
彼方の岸には まだ早い

此岸と彼岸の狭間
レクイエムと称しながら
五百羅漢に至りながらも
昇華しえない灯火を知る


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