蹉跌



それはそうだったのだけど
それがそうであるよりも
誰かを愛している自分を
愛していたのだね

現実の君に最後にあった日に
はじめてそう気付いたたよ

限りなく動詞であるそれを
名詞にしてしまったのは
ほかでもないボク自身だね

現実の君に最後にあった日から
数年もしないうちに
君は現実からも喪失したからね

今度 ― 迎いに来てね ―
薬局前の自動販売機でもあるまいに
ボクはそう呟く













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