安寧の日記(8/30)リバース


プロローグがあって
エピローグがある。

月にとって
プロローグって何だろう?

新月? 満月?
どちらかだね。

月の本来の姿は満月。
三日月や半月や新月は
ただ そう見えているだけ。

■リバース

ふと見上げれば月
そう意識するまでもなく
そこで輝いていたのに
そう意識するまでは無いに等しい

それは自ら輝かぬ
天体でありながら
ひと時の希望のように
夜空に輝くのだ

月なき夜に なおも月を見
君なき世に なおも君を見
雲かくれにし夜半の月
君がくれにし言の葉

心閉じれば 内なる新月
心閉じれば 欠けゆく月
瞳閉じれば 内なる満月
心開けば  満ちゆく月

ふと見上げれば月
常に存在し存続するのに
雲に隠れてみたり
陽を隠してみたり

それは常に変わらず
球体でありながら
ひと時の情熱のように
満ち欠けするのだ

明日は願い満ちると思えども
とこしえの十四夜 満ちもせず
明日は願いかなうと思えども
とこしえの十六夜 隠れもせず

瞳閉じれば 内なる君
瞳開けば  ひとり
心閉じれば 内なる新月
心開けば  またひとり

ふと見上げれば月
一公転する間に
一自転するという
決して裏の顔を見せない

それは常に存在し
存続するものでありながら
ひと時の幸福のように
消えてしまうのだ

君なき夜に われは泣き
君なき世に われは生き
彼岸と此岸 悲願と志願
夜のしじまに漕ぎ出すけれど

過ぎし事 過事はあれど舵はなく
櫂はあれど甲斐はなく
艪はあれど路はなく
行き着かぬ対岸

月 尽きれば また満ち
月 満ちれば また尽き
月 隠れれば また現れ
月 また現れ また隠れ

ふと見上げれば月
ふと気づけば我
見上げる月に
見下げられる我

それは常に一面のみをみせ
多面をもつものでありながら
ひと時の苦痛のように
突如あらわれるのだ

雲かくれにし夜半の月
思い出が思い出になる前に
君がくれにし言の葉
おもいが重荷になる前に

月 尽きれば また巡り
命 尽きれば 天を巡り
瞳閉じれば 君と会え
命閉じれば 君と会え


さて、この自作の詩は
いつものことだけれど
Yahhoのブログでも公開します。

ただ、今回は多少 仕掛けがありますので
Yahooのブログもご覧ください。

https://blogs.yahoo.co.jp/jinojin/66233238.html

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