C-lover(Träumerei)

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夢中の夢
一度覚めても
まだ夢の中

「君」と一文字つづり
「ボク」と二文字つづる

文字数を合わせたくて
「君」を「キミ」に変える
「ボク」を「僕」に変えずに
「ボク」は「ボク」のままに

KOKUYO ケ-35
横書きの原稿用紙の枡目が
そうさせる
・・・と言い訳してみる

「キミ」と出会えて
「ボク」は幸せだった
「  」でくくっちゃいけないね
過去形で表記してはだめだね

キミと出会えて
ボクは幸せ

平行線と水平線
交わるようで交わらぬ
夜の静寂での
逢瀬ではあるけれど

キミのあの苦労を
労うこともなく
ボクは沈黙し
ボクは佇んだ

雨に傘さす者に
雨に濡れている者の
悲しみはわからない
傘の内なるボク

苦労婆 予言ではなく
それは 預かりしれぬ余沢

ボクの心情では
そんな時 沈黙するだけ
何等の言葉なく
そうであることを察する

その苦しみを知らないのに
察するだけの者が
何の労いの言葉をかけても
傘の内なる御託

一本の傘の話が
キミとボクとの出会い
傘を持ちながら雨宿りする男
キミの地雷 ボクの墓穴

本質 地雷は埋めた者でも忘却
本質 自らの墓穴を掘れば寿陵

ボクはキミの心理的傷跡を推察し
キミはボクの仕方なさを確信する
表現は地雷を踏むこと 墓穴を掘ること
だからと 表現せずにはいられない

最良の表現は沈黙であると
休符も重要な音符であると
心の糸をピチカートされながらも
やはり 表現せずにはいられない

全てはCLOVERの中に
LOVERを見つけてしまったこと

まるで 白日夢のまま 時は過ぎ
詩集「―夜の静寂に漕ぎ出すけれど-」
完成することなく 時は過ぎ
未完の夜想曲 既刊の五百羅漢

五百羅漢 レクイエムとしての
作品No.700から作品No.1199
作品No.700 レクイエム
作品No.119 五百羅漢万華経

浅き夢 浅き現
生きるも苦 老いる苦
病も苦 死も苦
時の流れ 即ち苦

愛する者と別れる苦
憎しむ者と離れられぬ苦
得たいものを得られぬ苦
それを受け想い巡らせ識別する苦

空間は空にして密
空間は密にして空
空も苦 密も苦
空間 即ち苦

時空は経緯
悠々たるかな天壤
遼々たるかな古今
時空 即ち苦

夢の苦 現の苦
苦で有るに変り無く
夢は何時しか覚めれども
現は覚めること無き夢

冗長に表記しながら 蚕が首をもたげる
桑を食む日常を暫し休めて
閑話はカタルシス インターリュード
夢の中の夢 霧中の白きもの

夢中の夢 一度覚め
再度覚め 現の夢

暦は巡り ふりだしに戻り
和音なき 主旋律
忘却された コンティヌオ


https://www.youtube.com/watch?v=yQWH64c9j8w

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この記事へのコメント

2020年01月12日 17:34
我ながらゲシュタルトの崩壊を感じます。印が結べない状態ですね。詩を貫く一本の糸がないような気もします。