テーマ:2011年テーマ

山頭火の日記(1/10)

昭和六年 一月十日 雪が積んでゐる、まだ降つてゐる、風がふく、寒く強く。 近来にない寒さだつた、寒(カン)が一時に押し寄せたやうだつた、 手拭も葱も御飯も凍つた、窓から吹雪が吹き込んで閉口した。 ありがたいことには炬燵があつた、粕汁があつた。 朝湯朝酒は勿体ないなあ。 今日は金比羅さんの初縁日で、おまゐりの老若男女が…
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山頭火の日記(1/12)

昭和六年 一月十二日 曇、陰欝そのものといつたやうな天候だ。 外は雪、内は酒――憂欝を消すものは、いや、融かすものは何か、酒、入浴、談笑、散歩、等、等、私にあつては。  雪の葉ぼたんの枯れるのか  曇り日の重いもの牽きなやむ ・凍テ土をひた走るバスも空つぽ ・雪ふる何も五十銭 昭和五年9月9日 山頭火…
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山頭火の日記(1/9)

昭和六年  一月九日 雨、曇、晴、曇、雨。 起きると、そのまゝで木炭と豆腐とを買ひに行く、久しぶりに豆腐を味はつた、やつぱり豆腐はうまい。 あんまり憂欝だから二三杯ひつかける、その元気で、彼女を訪ねて炬燵を借りる、酒くさいといつて叱られた。 帰家穏坐とはいへないが、たしかに帰庵閑坐だ。 昨夜も今夜も鶏が鳴きだすまで…
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憧憬

山頭火の代表的「句」といえば 小学校6年、中学校3年、高校3年 六三三制の学校教育は いわば俳句の五七五と同様に 定型であるもの。 自由律の俳人「山頭火」は その生き方そのものが 非定型である。 確かに成人するまでは ほぼ順当な道を歩んだのかも知れません。 小学校6年、中学校3年、高校…
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山頭火のお正月

1931年 80年前の1月1日 【昭和6年―1931年】 一月一日 雨、可なり寒い。 いつもより早く起きて、お雑煮、数の子で一本、めでたい気分になつて、 Sのところへ行き、年始状を受取る、 一年一度の年始状といふものは無用ぢやない、断然有用だと思ふ。 年始郵便といふものをあまり好かない私は、元日に年始…
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お鍋の季節

鍋の美味しい季節になりました! 博多華味鳥(はなみどり)オンラインショップ (←クリックで移動) 寒い日が続きます。 こんな季節はお鍋で暖まるのが一番! なかなかブログが更新できないので ブログネタを物色中。 本日はその候補として・・・ 行乞記(一) 種田山頭火 昭和5年 十二月廿三日 曇、晴…
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